Embedded Masterとは


Embedded Masterとは、OESFが公開する各種組込みシステム向けに拡張を行った、Androidのディストリビューションです。OESFの会員各社から構成される各ワーキンググループで、今後の市場ニーズ、各社のリクエスト等を集約し、その仕様が検討されています。その後、各ワーキンググループ内のメンバーで構成されたプロジェクトにて、実際に開発されたソースコードの開発が行われ、ディストリビューションワーキンググループが管理、運営する、Embededd Master Open Source Projectに引き継がれ、広く一般に公開されます。また、公開されたソースコードは、随時バグフィックス、機能拡張などのメンテナンスが公開リポジトリの元、行われてまいります。また、この公開ソースコードの仕様に基づき、テスト&サーティフィケーション ワーキンググループでは、テストスイートの開発を行い、このEmbedded Masterを利用した各種プロダクトの認定を実施してまいります。

概要

Embedded MasterはAndroidのフレームワークに準拠し、AndroidのAPIとの互換性を保ちつつ、情報家電等の組込みシステムで共通に必要となる、各種機能を拡張しております。また、開発に際してはOESFで選定したハードウェアプラットホームをターゲットとしています。

アーキテクチャ

Embedded Masterでは、以下の画像で示すように、Androidのフレームワークを継承し、組込みシステムに必要な各種機能を追加実装してまいります。このために、Androidのフレームワークモジュールにも一部追加修正を行う場合があります。しかし、AndroidとしてのAPIは変更することなく、その互換性を維持してまいります。

拡張機能

以下が現在予定している拡張機能です。今後ワーキンググループでの検討、プロジェクトでの開発にあわせ、さらに多くの機能が提供されていく予定です。
  • IP Phone Extension(SIP/RTPスタック、NGNスタック)
  • Digital TV Extension(地デジ放送、CATVの視聴、BML、EPG番組予約)
  • Multimedia Extension(ハイビジョン動画コンテンツの再生等)
  • DLNA Extension(DLNA/UpnPスタック)
  • OSGi Extention(OSGiスタック)
  • BlueTooth Extension(Bluetooth拡張対応、HID・SPP・OBEX機能等)
  • Remote Control Extension(赤外線・Bluetoothリモコンでの操作)
  • Pointing Device Extension(マウスやポインタ・カーソル対応)
  • Network Manager Extension(優先LAN対応、IPV6、ネットワーク設定API)
  • User Interface Extension(大画面向けのGUI作成APIなど)
  • SDK for Embedded Devices(アプリケーション開発用SDK)
  • Light Weight Android(組込み用最少構成Android

ライセンス

可能な限りAndroidと同様なApatche 2.0でのライセンスを目指しますが、GPL,LGPL等のライセンスが含まれる場合もあります。また、商用目的での利用に際しては、提供各社からの商用ライセンスを必要とするもモジュールも含まれています。これらの情報は各ソースコードツリーに含まれているライセンス条件の記載を参照してください。

Embedded Master Open Source Project

Embedded MasterはOESF会員、およびコントリビュータにより開発されています。詳細は専用サイトで公開をしております。